カフェでベーカリーで時々屋台。coffee, bread, veggie dishes, and mobile kitchen.

遅ればせながら復興支援ボランティア報告です。その22012/04/04 13:19

朝7時に起床。朝食。ジャパニーズ・トラディショナル・ブレックファーストに復興への気概を感じます。その後、荷物をまとめます。今日の活動は昼までで午後はリオープンした奥松島縄文村を見学して帰途につく予定だからです。今日は曇り。

宿前の月浜ビーチでバスの出発を待っていると、何やらイベントを催すのかビーチバギーがフラッグを立ててました。9時出発。本日の復興支援活動は、野蒜海岸の清掃/漁業体験/個人宅の片づけ/屋台販売の4つのチームに分かれます。自分は昨日に引き続き、野蒜海岸の清掃。

それぞれのチームを途中降ろしながら昨日の野蒜海岸に到着。何と、昨日より奇麗になった海岸では投げ釣りをする人がいました。嬉しい。今日は昨日やり残した松林跡の瓦礫を片付けます。昨日よりも10名程人数が減りましたが、要領が良くなったのようで数人で助け合ったりしつつ、大きな瓦礫も掘り起こし、どんどん集めて分類。あっという間に汗が吹き出ました。休憩を取りながら作業をするのですが、汗で身体が冷えてしまうので長く休みたくありません。だいぶ奇麗になったなあ、と思いあたりを見回すとそんな気持ちは途端に打ち消されてしまいました。また作業に戻ります。途中、衣料品や生活品が出て来るとつい手が止まり暫し思いが巡ります。

あっという間に昼になり迎えのバスに乗って途中、他のチームを拾いながら帰宿。それぞれの持ち場で奮闘した様子。汗まみれの服を着替えて、昼のカレーを食べました。オカワリを3回したのですが、後から食べに来た人は足りたかな。

月浜ビーチではテントが建ってHondaビーチクリーナーが海岸清掃をし、地元テレビ局が取材してました。これがイベントのようでした。あのビーチクリーナー、普通に葉山でも良さそう。

月浜のゲートで記念撮影。宿の方にお別れの挨拶をしバスで奥松島縄文村へ。ここでボランティアの人たちはお土産を沢山買って地元にお金を落とす気満々だったのですが、特にめぼしい土産物はなく、みながっかりしていたのが印象的でした。後は一路、葉山へ。そして夜11時に葉山町役場到着。これが今回のボランティア活動の報告でした。

さて、今回のボランティアに参加して考えた事をいくつか。

一年経ってだいぶ瓦礫が片付き、広大な更地が出来ました。しかし、ここをどう復興するのか、この地を捨てもっと内陸へ移るのか。以前と同じものを再建するのか、変えるのか。そういった事を現地の人たちは日々考えているのでしょうが、あまりにも被害が広大で酷過ぎて考えられないのが実情ではないのでしょうか。まだまだ復興には時間がかかると思います。

被災地ではない方々へ。ぜひ時間や体力が許すなら被災地へ行った方が良いと思います。この大惨事は報道では伝わりきっていません。四角いモニターの映像や文章でも、ましてや僕が書いたようなリポートでも全然状況は伝わらない。メディアが向かうのは報道しやすいところばかりですし、ボランティアや救援物資、議損金が向かうのも分かりやすいところばかりなのです。そういう実情を知る為にもぜひ行って欲しいです。

こんな大災害を同時代に生きているものとして、全ての人が目撃者になり、今後の復興を各々が考えるべきではないか、そしてそこに何か素晴らしい復興のアイデアや飛躍があるのではないか、とも思いました。だから是非現地へ行く事をお勧めします。そんな僕は福島原発のそばへも行ってみたい、と今は思っています。

長く続く復興への道2012/03/17 00:00

ガクくんを乗せたバスは今頃どこを走っているのかなぁ。 昨年五月に石巻に行った時に、地道に続けて行こう!と思ったボランティア活動ですが、第二回目を迎えるのに約一年もかかってしまいました。

その理由ですが、ボランティアから帰ってきた翌月、私の病気が発覚。そして7月に手術をする事に。すぐに体力が戻るかなぁと、手術前は思っていたのですが、結局日々をこなしていくのが精一杯、といった感じでありました。

これからも長く続く復興への道だと思いますので、出来るだけ継続して行きたいなぁと思っています。

明日は東北地方、雨のようですね。帰ってきたら報告があると思いますので、お待ちくださいね。お店は日曜日までお休みさせて頂きます。

写真は本文とは関係なく、Brooklyn Fleaが行われる会場の写真。古い銀行だった建物で、とても素敵でした。

クリスマスブレッドについて、とナツメロその36!(たぶん)2011/12/04 23:37

きょう今年1回目のクリスマスブレッドを焼きました。例年12月は夜なべで焼くので、お店から二階までいい匂いが充満します。
とってもいい匂いです。

さてと、と仕込みをしていたら、なんともいえない気持ちになって行きました。

今年も無事に焼けてよかったな。
生きているからこそ焼けるんだよな。

そしてこの春に亡くなった大好きな友だちの事を思い出したら、泣けてきてしまいました。
彼女はクリスマスブレッドが大好きで、毎年一番乗りで注文してくれていたのです。

匂いって、色んなものを運んできますね。思い出。想い。



311以降、ほんとに色んな事があって、色んなことを思いました。
この先どうなるか、全然わからないけれど、とにかく今は生きていて、クリスマスブレッドを焼く事が出来て、皆様にお届けできることに感謝致します。

さて、それでですね、今年はスリーピングバッグはお休みさせていただきます。
材料(とくにバター)の値段が高騰してしまい、ですが値上げもしたくなかったので、若干簡易包装とさせていただく事としました。でも可愛いですよー。

そんなわけで、順々にお送り致しますので、どうぞお楽しみに!! MARI ☆☆



久々にブログ書いたので、ついでにナツメロもやっちゃおー。
ALL JOIN HANDS / CeCe Rogers

ボランティア活動報告その32011/06/01 10:59

 私の報告を読んで、行こうと思って下さった人達がいますので、きょうはボランティアビレッジの様子をアップしたいと思います。(オンザロードの活動は今月一杯です、延長の可能性もあるのかもしれませんが。)

 オンザロードのサイトには「テントを持って来てください」と書かれていますが、事前に予約すればテントは500円で借りられます。(テントを張った事のない人はスタッフの方がお手伝いして下さるので心配ありません。)


 また、大きなドーム型テント(ドミトリー)にも1泊500円で泊まることが可能です。私はここに泊まりました。男女はパーテーションで仕切られていました。畳敷きです。夜はかなり冷え込むので、しっかりとした防寒をお薦めします。(ヒートテックとか、頭をすっぽり覆える帽子、ホカロンなど。)



 夜行バスで行って、翌朝着くスケジュールの場合は、朝食と昼食の持参が必要です。(早朝仙台駅に着くので、現地でなにか用意しようと思った場合の選択肢はコンビニしかありません。)ボランティアビレッジに到着すると、同意書や参加申し込み書などを提出して、すぐに現地に出発→活動になります。かなりハードなので、もし可能でしたら前日の夕方に着いて翌日からの活動をお薦めします。因みに、向こうの方が教えてくださったのですが、新幹線の仙台割り引きというのがあって、仙台からチケットを買う場合は、仙台→東京が5000円だそうですよ、かなりお得です。

 施設内の様子です。


 洗濯機があります。


 ちょこっとした洗濯はここで。


 洗面はここで。


 ビレッジ内での注意事項などは掲示板に。



 ビレッジ内見取り図。


 同じ敷地内に温泉があって、400円のところ330円で入れます。(ビレッジでチケット購入。)

 このボランティアビレッジは、石巻からだいたい1時間〜1時間半の場所にあります。宿や温泉、道の駅的売店などがあって、一般の方も訪れています。被災地は治安が悪いという事ですが、ここはとても良いところで安心出来ましたよ。

 こんなところでしょうか?もし何かご質問などありましたら、どうぞご遠慮なく!ツイッター、またはContactまで。もしくはお店に来て頂いても大歓迎ですよ。
MARI**






ボランティア活動の報告その22011/05/30 22:04

 ご報告その2の前に。その1を書いた後に捕足しなければ、と思っていた事がありますので、そちらから先に。

 「健康な体をお持ちでしたら是非被災地に足を運ぶことをお薦めします」と書きましたが、勿論すべての人がそうするべき!と思っているわけではないのです!そう出来ない事情のある方もいらっしゃると思います。例えば私の想像できる範囲ですと、小さなこどものいるお母さん、家庭を守らなければならない人、どうしても仕事の休みがとれない人、経済的に無理の出来ない人、外国に住んでいる人、などなど。

 出来る人、もしくはそうしたい人がやったら良いと思っています。ただ、行って損した、という気持ちには決してならないと私は思います。それもあくまでも私の感じた事ですが。

 さて、それではご報告その2です。写真のように、比較的被害の小さかったと思われるエリアでも、ガードレールやカーブミラーは横倒しです。


 公園を囲う柵は見る陰もありませんでした。墓石も倒れ、その上には車が乗っかったままです。


 ゴミ山には洗濯機や冷蔵庫、赤ちゃんのアルバム、毛布、トミカ、お皿、トランポリン、ありとあらゆるものが埋まっていました。一見住む事も出来そうなお宅もありましたが、ライフラインが復旧していないのですね。


 それでも子供達は自転車で走りまわって遊んでいました。私は、自分が目の前の光景に驚いているのか、たいして驚いていないのかも、良くわかりませんでした。あまりにも現実離れした光景だったからだと思います。ともかく頭の中では整理がつかなかったので、一生懸命手を動かしました。泥にまみれた毛布や粉々に砕けたガラス片を仕分けしながら、ヘドロ状態の泥をひたすら土嚢袋に詰め込みました。チームリーダーの男の子が「きょうはこの公園の掃除を終わらせます!」と開始前に云ったときは「うっそーーん?!!」と思いましたが、なんと!終わったのでありました。みなさんの素晴らしい動きと意志が集まって、ゴミ山はなんと写真のように平地に戻ったのです。これは作業開始してちょっと経過した頃の写真。


 そしてこちらが終了時です。


 崩れてしまった家屋。


 しかし現地に行った人が皆、口を揃えて云うように、この公園は本当にまるで氷山の一角です。だから少しの力でも、ないよりかは有った方が良いと思うのです。以前にも書きましたが、私には行きたいという気持ちが強くあって、どうしても行きたくて行きました。知りたいのです。でも結局、当然ですが、1回だけでは何も知ることは出来ませんでした。だからまた次も行こうと思っているのです。


 がんばっぺステッカーにすっかり愛着が湧いて、欲しくなっちゃった。
その3に続く。
MARI **

第一回ボランティア活動の報告。その12011/05/28 19:40

壊れた建物

5月25日、26日と定休日を利用して宮城方面へ行って来ましたので、報告させて頂きます。

今回はNPO法人オンザロード東日本大震災 災害支援PROJECTに申し込んでの活動でした。自分の都合の良い日程で申し込めますし、ひとりでも大丈夫なので、何かやりたいけれど、どうしたもんか?とお考えの方にはぴったりなプロジェクトだと思います。申し込んで現地に着くまで、どんなチームに振り分けられるのかはわかりませんが、必要とされている大半の仕事は力仕事です。ですが、女性ひとりでの参加者、多数でしたよ。でもでも、是非力のある男子に奮って参加してほしいなぁと思いました。重機があれば簡単な作業も、人間の力では到底追いつかないような事態です。もし、ボランティアに抵抗がある、何も出来ないに違いない、というような気持ちのある方がいらっしゃいましたら、是非この機会に、そのような気持ちは一度タンスの奥にでもしまっておいて、被災地に行かれる事を私はお薦めします。1日でも日帰りでも受け入れてくれます。

この我が国日本に興った出来事は、日本人として自分の目でみておいたほうが良いと感じます。勿論、様々な事情で無理な方もいらっしゃるかと思いますが、健康な肉体をお持ちでしたら是非、と思います。なぜって、私は自分の家に帰ってきたとき、大きな安心感で泣きました。様々な設備の整った温泉に、二日続けて入れて頂きましたが、自分のうちの小さなお風呂が何といっても幸せを感じました。ふとんに体を放り出して猫と一緒に寝るのはなんと温かい事か。待っていてくれる家族のいる幸せ。避難所にいる多くの方々は、未だに、もしくはもう自分の家には帰る事は出来ないかもしれない。家族を失った方も大勢いらっしゃいますね。家賃を払うのに四苦八苦しても、帰る家があるというのは、とてつもなく幸せな事だと心底感じました。たった二日離れただけなのに、、、。

今回はガテン系の肉体労働でした。いい経験でしたが、体力回復しましたら次はやはり炊き出しに行きたいです。今回は住宅街にある小さな公園がゴミの山になっておりまして、そのゴミ山を公園に戻す、という作業でしたから、住民の方に殆どお会いしなかったんです。ですから次は避難所での炊き出しで、避難所のみなさんのお顔がみたいな、と思っています。

先は長いです。自分に出来ることを、頭デッカチにならずにやって行きたいと思います。このように被災地に向えたのは、支援Tシャツをお買い上げいただいた皆様のご協力のお陰です。前回の報告以降のTシャツの売り上げは7枚で10,500円でした。うち1万円を、今回の逗子から宮城県田尻までの往復交通費の一部に使わせていただきました。本当にありがとうございました!

今回の瓦礫撤去(公園)に必要な持ち物。
  • 安全靴
  • 滑り止めつきゴム手袋
  • 防塵マスク
  • 防塵ゴーグル
  • 帽子
  • 作業服

ほんの少しの切り傷でも破傷風になります。上記のものは必須です。参考までに!ありがとうございました!

2011年 5月 27日 貝沼まりこ

The glory day2011/05/15 10:41

ここ数日、この曲が頭の中に心の中に流れ続けています。 私の20年来の大親愛なる旧友がRemixした ”The Glory Day” Taro Kawauchi & dj emmaのふたり。

Taroは昨年、カノムパン10周年記念パーティーにも参加してくれました。

あらためて良い曲だなぁと、、、。励まされています。音楽って素晴らしい。まぁ、ありきたりのセリフだけど本当に音楽に救われてる毎日です。

ところで、ツイッターでも書きましたが、チャリティーTシャツの”チャリティー”の響きが、自分的にどうもしっくりこなかったので、今からは”被災地応援Tシャツ”に変名致します。まぁこれもあまりしっくりしてないので、また変わるかもしれませんが。 で、このTシャツのMサイズとLサイズが追加で火曜日に納品される予定です。

前回買い逃した方、Lサイズがご希望だった方。是非お手にとってくださいな。そしてあなたのおしゃれアイテムに追加してください。かっこいいですよー!

そんなお知らせでした。毎日被災地の事を思います。少しでも皆さんの心が救われますように。

MARI**

続きましてご報告2011/04/27 12:57

葉山は一番気持ちの良い季節到来です。風がとても心地良い。日差しも柔らか。

昨晩、トムズ動物病院に物資を届けて来ました。今回はTシャツ4枚分(6,000円)です。野菜を5.000円分と洗濯物干しを1,000円分。そしてたかいくさんにたっぷりの野菜や沢庵をご提供頂きました。そしてうちからはイベント用に買って保管しておいたマスタード、チョコレートソースや高野豆腐、たべるラー油などなど。みなさんが喜んでくれるといいなぁ。

いまはこうして現地に足を運んでくださる方たちに運んでもらっているのですが、やはり自分の足で行きたいという気持ちが日に日に強くなって来ます。きちんとお役にあってる機会をみつけたいと思っています。ご報告でした!

お買い上げ頂いたTシャツ代金の行き先は2011/04/23 22:52

こんばんは。まぁー、すごい風で家が揺れています。

さて、現在販売中の支援Tシャツですが、売り上げの50%を(全額と云いたいところなのですが、こちらにも諸般の事情がありまして…)まず、この動画を作った一丸JAPANの方たちにお渡します(↑動画は前回のものです)。一丸JAPANは横須賀でこの救済活動をしている方だちです。直接被災地まで行ってくれているので、大変心強いです。毎回レンタカーで行かれているし、また高速代/ガソリン等の諸経費もけっこうかかるというお話しをお聞きしました。なので今回は現金でお渡し致しました。(この段階で、Tシャツはまだ4枚しか売れていませんでしたので、お渡ししたのは6000円です。)時間の経過とともに、被災地の方たちが必要とするものも変わってくるという事ですから、その都度考えながら、出来る範囲で支援させて頂きたいなぁと思っています。

その他には、うちの猫がお世話になっているトムズ動物病院の副医院長先生が27日に、釜石市へ物資と動物のケアに行かれるということですので、こちらには、たっぷりと、たかいく農園の野菜と沢庵に換えて託したいと思っています。

という感じで、販売したTシャツの売り上げ及び物資はこの2箇所へと託すことになります、というご報告でした。Mサイズは残り僅か、Sはまだございます。価格は¥3000です。気になったかたは是非チェックお願い致します。明日は晴れるかな?

おしらせ2008/02/23 16:51

 暖かいと嬉しいですねー。
上着が軽くなっただけで、ココロも軽くなるような気がします。
 おしらせをいくつか。3月にケータリングをご希望のかたは、今月28日までにご相談ください。(27、28は定休日の為、ご連絡はメールでお願い致します。)

 もうひとつ。今回もタイで色々仕入れてきました!
今回の鍋は熱伝導率の良いアルミ製です。早く加熱したいときに重宝します。
 タイの街角の屋台や食堂では、みんなこの鍋と使っています。タイ米をこれで炊くと早くおいしく炊けますよ〜。

 タイに行きはじめた頃、屋台でゴハンを食べながら色々観察していました。
屋台のおばちゃん達が、この鍋をべこべこになっても取っ手がとれても、綺麗にキュッキュと磨いて使っているのがとても印象的でした。

 そのほかには石鹸入れやステンレスのかわいいポット、衣類、ホーローのお皿、布、赤ちゃん用パンツなどなど、1点ものが多いので、興味のあるかたはお早めにチェック!チェック!です。