太陽と星空のサーカス面白かった!また出たいね! ― 2012/11/05 21:47
先日の11/3(文化の日/土曜日)は豊洲のWILD MAGICで行われた「太陽と星空のサーカス」非常に楽しかったです。メリ〜ゴーランドやマルシェ、映像作品上映テント、託児所があり、様々なアウトドアグッズのアウトレット、Tシャツ屋さんに帽子屋さん、沢山のワークショップ、カフェやスムージー屋さん、バー、レストランも参加していたし、素敵なライブもありました。往復の車移動もまったく問題なく、即席だった車出店も上手く行きました。
見どころ参加どころ盛りだくさんな上、夜はアーバンな夜景、キャンドルで美しくライトアップされたステージ、LEDが妖しく光るカイトが空に上がって、冷たい海風に震えながらも、まだ帰りたくないなあと、思わせるイベントでした。忙しくて全然会場の写真撮れなかったし翌日の開店はキツかったけど…。そして僕もBOSSも帽子屋さんのAURAで帽子を買いましたよ。KONBU KIDて一体なんだ!?
沢山の初めてのお客さんや、東京の友だちも来てくれたし、食事やパン、ケーキ、ヴァンショーなどを喜んでもらえ、美味しいという声も沢山いただけたのが嬉しかったです。さらにトコ募金をパンの通販と一緒に頼んでくれた方数人とお会いしてお話しもでき、お礼を直接言えた事が何より嬉しかったです。お線香あげてトコに伝えておきました。
そして僕らはパンを焼き、店を開けてお客さんの来店を待ち、食事や飲み物を提供して一日を終えるのだ ― 2012/03/09 23:30
昨日はトコの初めての月命日だった。あっという間だったようでもあり、遠い昔のようでもあり、出来事の順序も気をつけないと良く分からなくなる。
トコが突然倒れてから、病院連れてって原因不明で帰って来て、痙攣が再発し夜間の救急へ連れてって朝連れて帰り、また病院連れてって一晩入院らち明かず、どんどん悪くなって高度医療センターへ連れて行き即入院。体力の回復を待って精密検査、病因発見、体力回復を待って6時間の大手術、まずまずの成功、術後の経過も良好で一安心だったのが翌々日早朝に、吐瀉物が気管に詰まり心停止、トコは2時間後に死亡した。トコが入院中の毎日は葉山〜二子新地の間を、あるいは絶望と希望の間を往復する十日間だったのだ。
その日々は命というものと向き合って、考えて、決断して、悩んで、また考えて、の連続だった。そして一ヶ月。トコが死んだのは辛いけれども今はそんなに悲しくって耐えられないって訳でもない。それは思いもかけずツイッターやフェイスブックや店頭で応援してくれた人たちがいてくれたからだろう。
思い返せば、去年のあの日から毎日考えて考えて選択して…、そんな日々がずっと続いている。決断すべき事が毎日起きてそれに向かい合っている。きっと一人一人そうに違いない。
そして、今度の日曜日。僕らは特別な事をやるつもりはない。あの日から毎日そうして来たように、パンを焼き、店を開けてお客さんの来店を待ち、食事や飲み物を提供して一日を終えるのだと思う。トコを抱えて店の外に飛び出したあの日のように。
おおよその収支内訳。正直キツいけど… ― 2012/03/01 18:13
先日、皆さんからいただいた応援金とパン応援通販代金と家中のお金をかき集め、トコの診療費を高度医療センターへ何とか支払ってきました。足りない分は借金ですけどね。
ペットを飼っている方々の参考になればと思いトコが発作を起こして亡くなるまでの収支を以下に報告します。(一部の金額は大体ですが)
JARMeC(日本動物高度医療センター)
- 基本診察料 5,000
- 入院料 96,000
- 検査料 70,450
- 画像診断料 118,000
- 薬治料 29,200
- 注射料 83,700
- 処置料 36,500
- 麻酔料 72,000
- 手術料 294,000
これら + 消費税で845,150円です。
猫が大病(大脳に大きな腫瘍)になってしまうと最終的にはこれくらいの大金がかかってしまうのですね。大型犬などはもっとかかるのでしょう。
これ以外に高度医療センターへ行く前に、深夜の発作でSEAMeC(湘南夜間救急動物病院)へ行き40,000円前後、センターへの毎日の看まい通院、火葬代などで、最終的には凡そ100万円弱かかりましたね。ふー、がんばって稼がねば。
支払い後は4階のラウンジから多摩川の河原を眺めて、トコが間もなくやって来る春の風の匂いを嗅ぎながら目を細め、鼻をヒクヒクさせる仕草を想像し、自分でも真似してみてから帰りました。
皆さん、本当にありがとうございました。
皆さんからいただいたお花は一ヶ月近く立ったものも未だ奇麗に咲き続けています。なっ、トコ、良い香りだよなー。
ありがとう。 ― 2012/02/17 21:17
そこから訴えていました。
かわいいでしょ。
毎日トコちゃんに、とお花やお手紙やそして募金を頂きます。
トコもきっと喜んでいる事でしょう。
そして私たちも感謝の気持ちでいっぱいです。
どうもありがとう。
少しずつリハビリです。
心とカラダの。
がんばりまっせー。
My way ― 2012/02/11 23:28
トコが永眠した日の事。
朝、病院から緊急連絡が入って、もどかしい気持ちで高速走っている時、
私の頭の中で、ずっとこの曲が流れていた。
それはもうトコに会えない知らせのような気がして嫌だったけど、
頭の中のこの曲は止まなかった。
その時は嫌だったんだけれど、
これは私の一番好きなMy wayなのです。
色んな気持ちが交錯する。
でも、きっと、もう暫くしたら全てが良い思い出になると、
わかっている。
だから、がんばろう。
本日2/10金曜日はトコお別れ会 ― 2012/02/10 09:07
本日、午後1時から4時半までトコに会えます。
是非来てくださいね!
というわけで、お店の再開は土曜日からの予定です。
よろしくお願い致します☆
トコ、お疲れさまでした。もういいぞ。 ― 2012/02/08 14:22
6時間にも及ぶ手術を終え麻酔から醒めて、目を動かしたり口を動かしたり、これで一安心だ。またな!と声を掛けた。
昨日は疲れがどっと出て店は閉めたけど、BOSSは面会に行き、俺は一人で発送のパンを焼いた。夕方帰宅したBOSSから様子を聞きムービーを見せてもらった。術後の経過は順調だが、肝臓が元々弱っているので注意しながら、また感染症に気をつけて体力を戻そうぜって事だそうだ。
発送を終えた後は腹が減ったので、ひさびさ「とんかつしょうざん」へ。そしたら近所のヒラハラ一家がいた。トコの経過などを話したり何だか日常が少し戻って来た感じがした。今晩はぐっすり眠れそうだ。
翌朝7時26分、病院からの電話で目が覚めた。トコが吐いて心停止し心臓マッサージをしているという。そんな馬鹿な、まだ死ぬはずじゃない。急いで車で川崎まで。インター出入口の赤信号がもどかしい。
8時30分頃、病院に到着するとすぐにトコのところへ案内された。担当の先生が心臓マッサージをしながら報告してくれる。
7時の見回り時には特に問題はなかったそうだが、その数分後に吐いて気管が詰まったのが原因らしいが何故吐いたのかは分からない、おそらく肝臓の機能に関係しているだろう、と。
心拍/拍動数、上下血圧、酸素濃度など何れも非常に低く、出っぱなしの舌も目も乾いてちっとも動かない。声を掛けても全く反応しない。もう2時間近く心臓マッサージしているが、止めたら全てが止まる。何時まで続けてもこの状態は変わらないという事がはっきり分かった。だが後一回、もう一回だけ心臓を押したらひょっとしてどの数値も高くなるかもしれない、そう考えるとなかなか先生にもう結構です、といえない。名前を呼んだり話しかけて手を握ってやったり頭や喉をさすってもやっぱり無反応だった。何度か先生に言おうと試みて言えず。何度も数字を見上げて、やっと声に出した。もう止めましょう、と。
止めるとあっという間に胸の鼓動は弱くなりすぐに止まった。顔の表情はまったく変わらなかった。9時30分頃。
帰り支度の間、ラウンジから多摩川を見渡す。雲が厚くたれ込めているけど、何羽も鳥が飛んでいる。河原では犬が飼い主と散歩している。トコはきっといつもみたいに風の匂いを嗅いでいるにちがいない。少し雲の下が明るくなって来たかも。
白い段ボール箱に少し元気の無い花束と一緒に入ったトコを引き取る。まだ暖かいじゃないか、フワッフワの毛でモフモフしてえな、こんちくしょう。よく頑張ったなあ。随分爪が伸びてるぞ、ここんところ切ってやれなかったからなあ。
さあトコ、家へ帰るぞ。
そして、本日2/7(火曜日)も休ませてください。 ― 2012/02/07 09:04
トコの頑張りにつき合って、こちらも頑張っておりますが、今日はお店を休ませいただき、パン焼きと発送業務の日とさせてください。
うちのBOSSだって術後まだ半年だもんね。
それから店頭の募金、パン通販と一緒に募金してくださった方、ありがとうございます。皆さんの大切なお金はトコに使わせていただきます。引き続きよろしくお願いします。
手術終了 ― 2012/02/07 00:46
今日は雨。昼前に手術直前のトコに会った。やはりコチラの顔が分からないらしい、たまに唸る。ご飯が食べられないから肝臓の数値が悪くなって来て、目の周りに炎症が起きている。栄養は胃に直接チューブを挿して摂らせているし、血液の凝固物質を作り辛くなっているので輸血しいるので少し体力が出てきた様子。ちょっと毛がバサついておじいさんぽくなってたが。
12時過ぎからいよいよ手術開始。4階ラウンジで待機。上手く行けば3〜4時間とはいわれたが、血が止まらなくなる恐れもあるので、慎重に行うからにはもっとかかるだろう。
館内放送の呼び出しの声のたびにどきりとする。7割方埋まっていた椅子も窓の外が暗くなるころには我々含めて3組ほどになっていた。備え付けの大して面白くもない、分厚いミステリー1冊、漫画1冊読了。
7時をまわった頃だろうか、担当の先生が手術終了と説明に来た。大脳後半部の腫瘍は取り除けたので小脳への圧迫は無くなったが、動脈に近い前半部は出血が酷く無理に取るのは止めたそうだ。それでも全体で腫瘍の2/3は取り除けたといい、これが今後成長するには長い年月がかかるのである意味、寿命とのレースとなる模様。そして、おそらく嗅覚は戻らないだろう。
さらに麻酔から醒めるまで待ってICUに会いに行けたのが8時過ぎ。頭頂部が刈り込まれて、月代のようになっている。浪人だな。うっすら目を開けたり、たまに口を動かしたりしている。
取り除いた組織を見せてもらう。生理食塩水で膨らんだZIPロックのようなビニール袋に沈んだ、所々ピンクや黒ずんだ灰白色の欠片がいくつも底に沈んで揺れていた。こいつらがトコを苦しめていたのか。思ったよりも少なく見えたのは超音波メスで溶かしてドレンで吸い出したものが多いからだが、そもそも猫の脳は小さい。明日病理検査に出すがおそらく髄膜種だろうと先生はいっていた。トコ、お疲れさん。
先生ありがとう。そして応援してくれている皆さんありがとう!
2/6月曜日は臨時休業します! ― 2012/02/06 00:54
明日月曜日はいよいよトコの大手術の日です。我々は立ち会うのでお店は臨時休業します。よろしくお願いします。
だいぶ意識はあるようなのですが、やはり肝臓の数値が上がってきました。心配です…、がんばれトコ!