じゃ、ブレードランナーということで ― 2010/03/18 22:12

というか、そもそも近頃は何々ダイエット、みたいな毎年トレンドが移り変わる様に、料理法にも流行があったりしますね。何は良くて何は良くない、こうすれば健康になるとか。
ホールフード、ベジタリアン、ラクト・ベジタリアン、ピュア・ベジタリアン、ビーガン、マクロビオティック、オーガニック、ロウフード、リビングフード、リビングロウフード…。あっちでは体に良い物がこっちではダメ!
それにライフスタイルっていうか、生産・流通側の言葉っていうか、マーケティングのキーワードってかな。
身土不二、自給自足、パーマカルチャー、エコ、ロハス、サスティナブル、フェアトレード、トレサビリティ、地産地消、トランジション、エティカル。
一応こんな商売やってんで、それぞれ勉強したり良い物は取り入れたりします。が、どれも始まりはごくまじめな物だったんでしょうけど、いつのまにか資本に絡めとられて、流行としてマスメディアで紹介される。すると、それを嫌う人々が厳格化あるいは再定義したりして、ジャンル細分化、でもまたメディアが…、やがて新しい流行に取って代わる、と。こんなんの繰り返しです。
もう言葉はいらない!って思うんだけど、でも誰かにやってる事を伝えるには、言葉にしなくてはならない場合があるしメディアで語る事も必要で。歯がゆいですね。なんていったらいいんだろうっていつも考えます。
真剣にものをつくるってのは、己の身を削っていわば命懸けなわけで。そういう覚悟でつくってる。われわれの料理だってパンだってそういう心構えなわけです。何風とか誰風ってわけじゃない。
分かった!今分かった!バランスを取りながらギリギリを突っ走る。カノムパンはブレードランナーだ!これからはこう言おう。これアティテュードだから流行とは関係ないもん。カノムパンはブレードランナー。OK(実はバロウズの方だったりしてね)